目の前のことで幸せになる

知り合いの農家さんの、稲刈りの手伝いに呼ばれて、

正直、あんまりやる気はなかったのだけれど、

稲刈りの作業を、ひたすらやっているうちに、

僕は、自分の意思とは関係なく、

充実感と幸福感に包まれていき、

お昼ご飯の時には、

浅間山の絶景と、ジャンベの音と、美味しいご飯とお酒のおかげもあってか、

最高に幸せな気分になれた。

 

それによって学んだこと。

 

何をするにもやる気がわかず、不幸感に満ちている、

(今までの僕のような)人は、

たぶん、「自分はこうあるべきだ」とか

「こんなことをするために生きているんじゃない」とかいった

観念が強すぎるのかもしれない。

 

目の前の出来事を「不幸だ」と解釈(ジャッジ)するのは、

自分自身の中にある、

「こうでなければならない」「こうあるべきだ」といった観念だ。

今目の前で起きている出来事じたいには、ポジティブもネガティブの意味もない。

でも観念が強いと、色々な出来事を、ジャッジする。

しかも、ネガティブにジャッジすることが多い。

 

そういう人は、自分の思い通りに、

身の周りの出来事をコントロールしようとする。

しかし、周囲をコントロールすることはできないので、

けっきょく不幸になる。

 

幸せになるために大事なのは、

「何をするか」ではなく、「どのようにするか」だ。

 

まず、不幸感の原因である、こびりついた観念を捨てる。

そして、目の前の事を何でもいいから、一生懸命やる。

一生懸命やると、そこには成長と喜びがあり、

成長と喜びは、幸福感を生み出す。

この幸福感は、べつに周りが変わったわけではなく、

自分の脳内の感情でしかない。

 

でも脳で幸福感を感じていさえすれば、

どんな状況であっても人は幸せでいられる。

 

いつも幸せな気持ちでいることが、

幸せになるためには、何よりも大事だ。